技術者を目指すみなさまへ


ブレストケア・アーティストとは 

オーダーメイド人工乳房を製作する技術者を、私たちは「ブレストケア・アーティスト」と呼んでいます。 

弊社では、一般社団法人日本人工乳房協会のブレストケア・アーティストスクールを卒業された方が多く活躍されています。

※ブレストケア・アーティストスクールに関するお問い合わせは、日本人工乳房協会ホームページお問い合わせフォームよりお願いします。

一般社団法人日本人工乳房協会ホームページ

2016年度 東京ブレストケアアーティストスクール開催決定いたしました。

詳細、ご応募はこちら↓↓↓

【受講生募集】2016年度 ブレストケアアーティストスクール(東京) 開催決定致しました。


池山メディカルジャパン ブレストケア・アーティストの声

 

20代女性もともと陶芸をしていたこともあり、人工乳房製作に興味をもちました。この仕事をはじめた頃は「本当に私が作ったもので喜んでもらえるの?」と不安に感じていました。しかし時間が経つにつれ、お客様から喜びや感謝の言葉を頂くことも、できあがった乳房を見て涙を流して喜んでくださることも多くなってきました。こうした光景に立ち会えることが私の喜びであり、生きている価値だと思えるようになりました。


30代女性できあがった人工乳房をつけて頂いたとき、お客様から「胸が戻った!」と実感を言葉にして頂けることがあります。こうした言葉からお客様との心の距離がより近くなったと感じ、少しでも力になれたと思えることが嬉しいです。本物そっくりの乳房を作り上げることはとても難しい技術ですが、もともとグラフィックデザインの仕事をしていた経験が色付けの工程に役立っていると感じています。


40代女性歯科技工士として働いていましたが、義歯の製作工程と人工乳房の製作工程が似ていると思い勉強をはじめました。しかし実際にはまったく違う技術・材料も多く、特に粘土の扱いになかなか慣れなかったため練習が大変でした。今では、お客様から喜びのお言葉を頂くことも増えました。日々感謝しながら頑張っています。


30代男性ブレストケア・アーティストを目指す前は、建築設計の図面を引く仕事をしていました。練習を重ねてアーティストになることができました。しかし初対面の異性に自分のお胸を見せることに抵抗を感じるお客様も多く、男性が不利になりやすい仕事だと感じます。お客様の対応をさせて頂くときは、いかに製品に満足していただけるかを考え誠意を持って製作をしています。


20代女性身内に乳がん経験者がいたため人工乳房を作ってあげたいと思い勉強をはじめました。特に色を付ける作業に苦労しましたが、はじめて人工乳房がかたちになり出来上がった時は本当に嬉しかったです。お客様の人工乳房を製作させて頂くときは、お客様の立場に立って製作を進めることを心がけています。

 


 


 

池山メディカルジャパンが求めるブレストケア・アーティスト 

弊社では、担当のブレストケア・アーティストが人工乳房製作から納品後の人工乳房のクリーニング・メンテナンスまで、アドバイザーとともにお客様の対応を担当しています。

 

●どんな技術や能力が必要? 

弊社オーダーメイド人工乳房を製作するには、乳房の自然なかたちを作り出す正確な彫刻技術、お客様ひとりひとりのお肌に色を合わせていく繊細な色彩感覚が必要になります。

また、弊社のブレストケア・アーティストは、初めて会うお客様のお身体に触れて製作をします。お客様の心に寄り添ってその人のために人工乳房を製作するために、モラルや社会的マナーに配慮できるような人間性、コミュニケーション能力が求められます。

 

●池山メディカルジャパンの人工乳房製作工程とブレストケア・アーティストの技術 

人工乳房の製作工程には、主に「型取り」「粘土彫刻」「粘土合わせ」「シリコーン乳房の製作」「色付け」があります。

それぞれの作業には専門の技術が必要であり、習得にも時間がかかるのが現状です。

【型取り】

お客様の上半身を歯科用印象材で型取ります。人工乳房がお客様それぞれのお身体にぴったり合うよう、乳房・傷跡の形状が変形しないように正確に型取る技術が必要です。

【粘土彫刻】

型取りした上半身型をもとに、人工乳房の形状を粘土で彫刻します。かたちを見る力と彫刻技術が必要です。

【粘土合わせ】

実際にお客様のお身体に粘土彫刻をあてて微調整をします。ただ反転させるだけでなく、お客様のご要望に沿ったかたちに削っていきます。

【シリコーン乳房の製作】

粘土合わせで微調整した粘土彫刻を型におこし、お客様の肌色に合わせたシリコーンを使用して人工乳房を製作します。

【色付け】

実際にお客様のお身体にシリコーンの人工乳房を装着し、さらに自然に見えるように細かい色を付けていきます。血管やホクロなども描きこみます。色を見る力、顔料を調整する技術が必要です。